「aronの思い出」

亡くなった愛犬の思い出を残したくページを作成してみました。
つたない文章で読み難いところがあるかも知れませんがお許し下さい。





「aron」アロン
(登録名カドリール・ジェイピーズ・ドナ)
当店名の由来でもあるマルチーズの愛犬です。
1999年9月20日生まれの男の子。
マルチーズの中では真ん丸な瞳が大きめでチャームポイント。
この子を選んだ理由の一つでもありました。


アロンという名前の由来は、以前成犬のマルチーズを親が知り合いから譲り受け家族で飼っていました。
その子の名前がもともとアロンという名前がついており、いい名前だと感じたのでそのまま呼ぶ事に。
その後寿命で亡くなってしまうもののとてもいい子だった印象が強く、再度飼うならまたマルチーズと心に決めていたのと、
そのまま生まれ変わりのような想いを募らせ同じアロンという名前を付けました。


これまでと違う点は一人暮らしになってから飼い始め、全て自分一人の責任で飼育するという事でした。
当初はまだ別の職業で働いていましたが、長く続ける仕事なら自身がほんとに好きな事じゃなければ続かないと考えていました。
思えば小学生の時からよく野良犬を拾ってきては家で飼ってもらっていました。
今ではほとんど見かけませんが、昔はよく学校周辺に野良犬が居た時代です。
アロンを飼い始めた事がこの業界に入るきっかけになったかも知れません。


その後グルーマー資格勉強の為にも一緒に名古屋の専門学校まで数年通いました。
そしてグルーミングショップアロンの開業時には看板犬として一緒に歩んでいきます。
なぜか幼犬の頃の写真とかは撮っていなかったようで、覚えているのは来てすぐの頃は夜泣きをして母犬の温もりが寂しいのか、
抱いてあげたり体を触ってあげていると静かに眠り、人間の子供はいませんがまるで同じだな〜と思った印象が残ってます。
以下思い出の写真を載せてみました。




若かれし青年時期の写真、これからフルロングヘアーに伸ばしていく途中ですね。
どうもこれ以前と思われる写真が残ってないようです。
幼犬の頃の写真も撮っておくべきでした。



この写真の場所に引っ越してきた当初は、トイレの環境が変わったので我慢してしまい赤いオシッコをした時は驚きました。
病院に連れて行くと膀胱炎になったというお話でした。
お構いなくトイレ以外でしちゃう子も困り者ですが、一旦トイレの場所を覚えると守ってくれる子なので、
飼い主としては助かるのですが、ちょっと複雑な心境になりますね。
ただその後に引っ越した際は大丈夫でした。



このフルロングヘアーは2006年4月1日のカットにて最後、以降はずっとショートヘアーになります。
この美容の仕事をしていてもお手入れは大変に思いました。
実習も兼ねて小さなドッグ品評会の競技に出たのもいい思い出だね。



スッキリしてお手入れがずっと楽になったよ。
初めは体感が変わって寒そうにするけどすぐ慣れるよね。
ずっと室内だから冬場でも平気、風邪なんて引く事はありません。
寒かったら自分で毛布とか潜り込んで、暑くなって出てくるとか調節してます。
わんちゃんの体温は平均が人間より少し高め。
だから夏場は触れているとちょっと離れてほしいけど、冬場は湯たんぽ代わりに重宝するんですよね。
犬は集団で生活する習性からか、少しでも体が触れていると安心するようです。
また怒られた時もそっと近づいてきてピトッと背中だけでも体を寄り添わせるから、そんな健気な姿で許してしまいます。



知多市の旭公園にて、桜が綺麗でポカポカのいいお天気だった。
ここは人気スポットでペット連れとか家族連れの方達が多かったね。



ちょっとこんなお遊びもしたっけ♪



「んっ写真?」           「うっ!ちょっとマブシイね」           「まだ撮るの?」           「ぐはっ!!」



「いい匂いがするぞ」   「これ美味しいんだよね」   「もう1枚ちょうだい」   「ん〜たまんない!」



スッポリはまってお気に入りのポジション。
狭い所とか程よい圧迫感が心地いいのかな?
このまま寝る場所にもなってたよね。



やはり顔のアップとか寝顔はかわいいですよね、ほんとに癒されます♪
将来的に子供を作ってあげたいと考えブリーダーさんを訪ねた時期もありましが、結局いい機会に恵まれず断念しました。



「このクッションも気持ちよくて、ついつい自然とこの寝相になっちゃうのよね〜♪」

     

若い頃はガツガツと食べる事も多かったですが、最近は一粒づつよく噛んでゆっくりお食事するようになりました。
15分とか20分とか時間を掛けながら食べます。
そして几帳面なのか食べ残しも上の写真のように綺麗にすみに残してくれますね。
数粒くらい食べてしまえばいいのにと思う事もありますが、満腹になったご様子で何よりでございます。


そんなアロンも2015年の誕生日がくると16歳になる高齢犬になりました。
どんな犬でも人間同様に年老い、様々なトラブルを起こします。
幸いにしてこれまでこれといった大きなトラブルはほとんどなかったように思います。
しかし特に14、5歳に差し掛かった頃から急激に色んなトラブルが出てきました。


まず起こったのは免疫系疾患である「血小板減少症」(血小板の減少する病気で、出血すると血が止まらなくなる可能性がある)
美容の際に全身を短くバリカン後、その刺激で全身に斑点状の内出血を起こした異常で発見出来ました。
もしも短くバリカンをしなければ、もっと発見が遅れていたかも知れません。
血液検査で確認しながら内服薬にて治療、その後症状も治まりひとまず落ち着く。


その際小型犬の高齢に多い「僧帽弁閉鎖不全症」も指摘され、心臓の負担を抑える薬を飲み続ける事になる。
その後口内の唾液腺が何らかの要因で詰まり、喉の辺りに排泄されない唾液が溜まり膨れる疾患を患う。
これがやわからいコブのように喉の周辺で膨れているが、獣医師と相談で身体への害が低いので放置して他の治療を優先する事に。




この写真左の喉の膨らみが唾液腺が詰まっていて、後にもう少し大きな良性の肉腫みたいなコブになります。
後々まで口内の舌が麻痺したように食べづらくなっていたのは、この影響だったかも知れません。
このお布団の隙間が最後のお気に入りポジションでした。


そして次に起こったのが「左目の眼内出血」、しかし詳しい原因がわからず経過観察。
眼圧が上がり目の充血も酷くなり見た目もかなり変わってきたが、徐々に出血も収まり一旦は落ち着く。
しばらくした後に眼球が回るような変な動きを発見、しかし当初はその異常もすぐに治まった。
しかしある日を境にその眼球が回る症状が1日中続くようになる。
食欲が落ち、何やら目が回って酔うようにフラフラしてこけてしまうようになる。
さらに顔の傾きが治らず真っ直ぐ歩けなくなるように症状が悪化。
突発的に夜中に立てなくなり悲鳴のような声を上げ、症状的にアロン自身何が自分に起きているのか理解できずパニックを起こしているようである。
この症状は「前庭疾患」(耳の奥の三半規管の異常など)というものが疑われて内服薬にて治療。
そしてしばらく下記に症状記録をメモも兼ねて付ける事にした。


2015年5月14日(金)、目の動きや顔の傾きやふらつきがあっても時々で1日中ではない、食欲あり、給水あり、排便あり。
5月16日(土)、目の動きや顔の傾きやふらつきが1日中続くようになる、食欲あり、給水あり、排便あり。
5月17日(日)、さらに目の動きや顔の傾きふらつきが酷くなる、数回失禁あり、食欲ありだがドライは無理でふやかしで食事、給水あり、排便あり。
5月18日(月)、ナガセ動物病院へ、顔の傾きふらつきが酷く立てない時もあり、失禁あり、食欲なしで胃液を吐くので食事抜き、給水あり、排便なし。
5月19日(火)、早朝にふらつき声をあげ失禁など寝不足、食欲なし、薬入りふやかしにて食事を強制的にて、給水あり、排便あり。
5月20日(水)、目の動きや顔の傾きやふらつきに変化なし、食欲なし、薬入りふやかしにて食事を強制的にて、給水あり、排便なし。
5月21日(木)、目の動きや顔の傾きやふらつきに変化なし、食欲なし、薬入りふやかしにて食事を強制的にて、給水あり、排便あり。
5月22日(金)、目の動きや顔の傾きやふらつきに変化なし、食欲なし、薬入りふやかしにて食事を強制的にて、給水あり、排便朝晩あり。
5月23日(土)、目の動きや顔の傾きやふらつきに変化なし、食欲なし、食事を抜いてみる、ティッシュのイタズラ食いあり、給水あり、排便なし。
5月24日(日)、目の動きや顔の傾きやふらつき多少ましになった、食欲は多少あるものの食べない、食事抜き、薬だけ与える、給水あり、排便あり。
5月25日(月)、目の動きは落ち着いたが顔の傾きは残る、食欲は多少あり試しに梅干の種はかじる、食事抜き、給水あり、排便なし。
5月26日(火)、目の動きは落ち着いたが顔の傾きは残る、食欲は多少あり3日ぶりに少しドライを食べる残りは薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
5月27日(水)、目の動きは落ち着いたが顔の傾きは残る、以前から口が麻痺して食べれなかったかも、薬入りふやかし強制、給水あり、排便なし。
5月28日(木)、目の動きは落ち着いたが顔の傾きは残る、口が麻痺して食べれないので小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
5月29日(金)、目の動きは落ち着いたが顔の傾きは残る、口が麻痺して食べれないので小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
5月30日(土)、少しコケル事が増えた感じもする、食欲はあるが食べられない、小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
5月31日(日)、またふらつきや顔の傾きが気になる、食糞をした様子があった、小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月1日(月)、またふらつきや顔の傾きが気になる、自発的な食欲は見られず、小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月2日(火)、またふらつきや顔の傾きが気になる、食糞に対し食欲がある、前庭疾患の薬切れる、小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月3日(水)、前庭疾患の薬切れでまた症状が出てきてるのか元気も少しない、小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月4日(木)、前庭疾患の薬切れでまた症状が出てきてるのか元気も少しない、小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月5日(金)、前庭疾患の薬切れ後にどうも元気がなく衰えた、食糞後に嘔吐し空腹のせいかも、小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月6日(土)、前庭疾患の薬切れ後にどうも元気がなく左目の充血も増え衰えた、ノミ1匹、小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月7日(日)、状態は前日と同じ、梅干の種をかじった後食欲があり薬入りドライのまま1回分食べる、残り1回分はふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月8日(月)、状態は前日と同じ、梅干の種は好き、食欲があり薬入りドライのまま少し食べるが残りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月9日(火)、状態は前日と同じ、梅干の種をかじったままトイレ、ドライを食べようとするが出すだけ、小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月10日(水)、状態は前日と同じ、ドライのまま少し食べたようだが残りほとんどは小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月11日(木)、状態は顔の傾きと舌の麻痺が気になる、夕方頃に1回分を薬なしドライのまま完食した、残り半分ほどもドライで、給水あり、排便あり。
6月12日(金)、状態は顔の傾きと舌の麻痺が気になる、ドライのまま食べようとするが食べない、小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月13日(土)、状態は顔の傾きと舌の麻痺が気になる、久々にドライのまま2回分とも完食した、見ていない時に食糞も完食、給水あり、排便あり。
6月14日(日)、状態は顔の傾きと舌の麻痺が気になる、ドライはダメで小分けして薬入りふやかし強制、1回倒れ叫び鳴きした、給水あり、排便あり。
6月15日(月)、状態は顔の傾きと舌の麻痺が気になる、ドライはダメで小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月16日(火)、状態は顔の傾きと舌の麻痺が気になる、ドライは少しだけ食べるが残り小分けして薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月17日(水)、状態は顔の傾きと舌の麻痺が気になる、半分ドライのまま強制、残りは薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月18日(木)、状態は顔の傾きと舌の麻痺が気になる、新フードドライか食欲あり、残りは薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり。
6月19日(金)、状態は顔の傾きと舌の麻痺が気になる、よろける事が増えた、排尿が多いかも、ドライの強制と残りは薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり
6月20日(土)、状態は顔の傾きと舌の麻痺が気になる、よろける事が増えた、排尿が多いかも、ドライの強制と残りは抜き、給水あり、排便あり
6月21日(日)、状態は顔の傾きと舌の麻痺が気になる、よろける事が増えた、排尿が多いかも、ドライの強制と残りは薬入りふやかし強制、給水あり、排便あり
6月22日(月)〜7月1日(水)主な状態は変わらず、排尿が多いかも、食事はすべてドライの強制、給水あり、排便あり。
7月2日(木)、ナガセさんに来院、血液検査で腎臓などが悪い数値、その為吸着剤の薬を増やす、排尿が多い、食事はすべてドライの強制、給水あり、排便あり。
7月3日(金)、主な状態は変わらず、排尿が多い、食事はドライの強制だが今日2回目は自力で完食、給水あり、排便あり。
7月4日(土)〜7月7日(火)主な状態は変わらず、排尿が多いかも、食事はすべてドライの強制、給水あり、排便あり。
7月8日(水)、左目を閉じ気味で膿が出て炎症、かなり辛そうでフラフラする、排尿が多いかも、食事はすべてドライの強制、給水あり、排便あり。
7月9日(木)、ナガセさんに来院し左目が緑内障だと知らされる、左目の眼圧が高く気になってこすり結膜炎になった、食事はすべてドライの強制、給水あり、排便あり。
7月10日(金)〜7月11日(土)、目やになどかなり治まったが、眼圧は高いまま、薬は冷蔵庫で保管、食事はすべてドライの強制、給水あり、排便あり。
7月12日(日)〜7月25日(土)、目やになど治まったが眼圧は高いまま、心臓の薬がいい加減なので18日(土)中止、食事はすべてドライの強制、給水あり、排便あり。
7月26日(日)〜7月27日(月)症状は安定、薬は活性炭のみ、食事はすべてドライで開封後で鮮度がいいのか自力で食べた、給水あり、排便あり。
〜この間は状態が安定、活性炭の薬のみ与え続ける、食事はすべてドライの強制、給水あり、排便あり。
◆2015年9月20日、何とか16歳を迎える事が出来ました、お誕生日おめでとうアロンくん♪
〜この間は状態が安定、活性炭の薬のみ与え続ける、食事はすべてドライの強制、給水あり、排便あり。
10月5日午後2時頃、突然アロンの異常で目覚める。無呼吸の為か痙攣麻痺し失禁やよだれもあり、フラフラで立てない。
しばらく呼吸が落ち着くと歩き始めるが、三半規管の麻痺かクルクル左に回りだし、目も完全に見えてない様子。
これまで習慣で出来ていた給水も、はじめて自力で出来なくなっていた。
時期的に寒くなってきた事もあるのか、しばらく注意が必要。




両目とも白内障から、左目が緑内障になり写真でも多少肥大しています。
たぶんもう両目ともほとんど見えていないと思いますが、多少明るさの変化がわかる程度という感じ。
耳も随分前から遠くなりほとんど聞こえていない様子。
鼻は割りと最後まで利くという話を聞きますが、どうもかなり鼻の能力も低下してそうです。
フードが足元とか鼻のすぐ横にあっても嗅ぎながらしばらく探していました。


ちなみに上記の記録にもある梅干の種がお気に入りで、食後のケアアイテムになっていました。
果肉はなく私が綺麗に食べ終わった種のみです。
これはオモチャ代わりというか噛む事でストレス発散と唾液も出やすくなり、歯茎や顎などを衰えさせないように与えていました。
比較的大粒を選び与える時は放置せず必ず見ている時だけでしたが、詰まらせる可能性もありますのでお薦めはしません。
随分若い頃から飲み込まないのをわかっていて出来る習慣でした。


そしてここまで何度か呼吸困難の発作を起こしたりもしたが、何とか自ら動きながら生活を続けて2015年から2016年へと年越しも出来た。
食事は強制的に与える事はあっても口元まで持って行くと食べようとするなど、給水とオシッコなど排泄も自ら出来ている。
しかし2016年2月5日(金)頃から食事を強制で与えるものの食欲がなくなり、一段とやせた感じがしてふらつきなど衰えがいっそう進んだ様子。
歯茎や耳なども白っぽく、貧血が辛そうです。
2月8日(月)夜の食事後に何やら苦しそうに鳴いて訴えるが、私には膝元で抱いてあげる事しか出来ない。
でも手を添えるだけで安心するのか鳴くのが治まる。
きっと時々痛みがくるのか苦しいのかも知れない。
また自ら給水やオシッコなど排泄までも困難になってきたので、オシッコベルトを付けるなど今後の介護が一段と厳しくなりそう。
こうした状態を考えるとそろそろ危ないのかも知れないが、給水まで連れて行くと水を飲もうとしたり、
ベルトを外してトイレまで連れて行くとちゃんと排泄したり、まだまだ必死に生きようとしている様子が伝わってくるのでがんばって欲しい。
時期的にまだ寒く冷え込みアロンも辛そうなので、早く暖かくなってくれないかな。
2月9日(火)昨日からの時々苦しそうに鳴く様子が心配で、やはり夕方動物病院に行く事にした。
診察ではかなりの貧血で全体に血の気がなく白っぽい。
最後に計る事になった体重は2.85kg。
すでに心臓の弱りからくる影響で腎臓や肝臓などの数値が悪く、再検査するまでもなく悪いのがわかると。
診察台の上で自ら横たわる姿を見たのは今回が初めてで、この時点でもかなり辛かったんだね。
フラフラともうろうとしてる様子だがこれ以上有効な処置も出来ないそうで、仕方なくこのまま様子を見る事になった。


それは突然やってきた。
この動物病院に行った帰り道、車内の助手席のキャリーバックの中でまた少し鳴き始めた。
だから運転しながらもバック内のアロンに片手を添えて足など揉んでいると、すぐに鳴き止んでくれた。
安心しているんだと思いそのまま自宅に到着するも、どうもバック内がゴソゴソもなく静か過ぎる。
そして中を見るとすでにアロンの息は絶えていました。
「アロン!アロン!」と大声で呼んでみましたが反応はまったくありません。
まだかすかに心臓なのか他の臓器なのか音がしてるような希望的な感覚で多少蘇生を試みてみましたが、
瞳孔が開いてると言うのでしょうか、完全に両目を見開いてしまっていて舌も出て呼吸もありません。
息が絶えた瞬間にすぐ気づけていればまだ望みも湧きますが、
どれくらい前に絶えたのかもわからないので、やむなくここで諦める覚悟をしました。


2016年2月9日(火)18時頃アロン永眠。
16歳4ヶ月と20日の寿命でした。
9月20日17歳の誕生日を迎えられなくて残念です。


まさかこんな状況で最後のお別れになるとは。。
冬の寒い夕方に動物病院に連れていった事が、返って体に負担を掛けてしまったのかも知れません。
もし連れて行っていなければ、たぶん今日この日亡くなる事はなかったように思います。
もう少し長く生きられたのかも、、、アロンごめんよ。


当初は昨日から便が出ていなかったので、他の症状からも腸閉塞を疑って診察してもらうつもりでした。
でも出掛ける直前にキャリーバックの中で便が出ました。
なので車に向かう途中で一旦病院はやめようと部屋まで引き返していました。
しかし夕方で病院の診察時間も短くなっていきます。
明らかに最近一段と衰えてきてるし、先生に診てもらう事での安心感を求めてしまい、
結果的にこれが無理をさせてしまいました。


ただ唯一の救いは、最後の旅立ちの時に手でアロンの体に触れながら一緒に居られた事。
助手席で声を上げる事もなく、暴れる事もなく、痙攣すらなく、運転席の私が片手で触っていながら異変に気づけない位静かにそっと息を引き取りました。
あとで考えると静かでしたが、触っていた足を少し突っ張らせる瞬間があったので、もしかしたらその感覚が最後だったのかも知れません。
最近の状態から今後一段と介護の大変さも増し、さらに苦しむような事が起きるかも知れないと覚悟。
最後の病院でも苦しむ際の安楽死についてまで話もしましたが、現在はまだそんな状態じゃないからと言っていた矢先です。
亡くなった直後病院に連絡した際、先生は「状況から老衰だったと思います」と言ってもらいました。
後日、動物病院にこれまでお世話になったお礼に行った際にも、
疾患でいきなり心臓が止まっても若干苦しむ事もあるそうで、貧血が酷かったのと触れていても気づけない最後だった事を考えると、
たぶん気を失うような感じだったのではというお話を聞き、苦しまずに旅立てた事はほんとに良かったと思います。


頑固なところがありましたが、頭は良くしつけやトイレなど飼育がほんとに楽な子でした。
温厚で他人を噛む事は1回もなかったね。
病院ではいつも固まってじっと我慢してたね。
旅行で家族に1週間とか預けていた時、帰った際の喜び様は今でもよく覚えてるよ。
しばらくずっと側にくっついて離れなかったね。
兄の家に泊まりで連れて行った時も、兄達の家族と遊んでいてねと風呂に入りに行ったら、
お風呂場までついて来て、出るまでドアの外で待ってたよね。
部屋を少し空けて戻ってくると、お気に入りの場所ではなく、飼い主の匂いがする服の上に寝そべっている事が多々あった。
そっちの方が匂いがして安心できる場所だったのかな?


そしてこれからさらに介護が大変そうだったけど最後の時まで飼い主を楽にしてくれたのかな?
もうこれで呼吸困難や発作などで苦しまなくてもいいからね。
よくここまでがんばってくれたと思います。
ようやくこれでゆっくり休む事が出来るね。
一緒に過ごし歩んできた人生でどれだけ癒されてきた事か、これからも絶対に忘れないし感謝しています。
アロンは私のところに来た事を幸せに思ってくれてるかな?
私はアロンさえ居ればという気持ちで幸せだったよ。
「アロン、16年間という長い間本当にどうもありがとう」





ただ亡くなった瞬間からこれまで驚くほど涙とか悲しみのこみ上げが強くこなくて意外とドライな自分がいます。
諦める覚悟した際、「はぁー」とため息をつき「これまでか・・」いう感覚でした。
自分でもとても妙な気分ですが、これから後になって現実の寂しさをふと感じた瞬間グッと全開で悲しみがこみ上げてくるかも知れません。
絶対悲しくて泣いてしまうと思っていたので、今は泣きたくても泣けないすごく消化不良な気持ちです。
以前実家で飼っていた方のアロンが亡くなった時は、高齢になってから一緒に住んでいなかった事もあるのか悲しくて泣いた記憶があるんですけどね。


しかしなぜ淡々と行動出来ているんだろう?
まさか今日逝ってしまうとは思いもよらず、あまりに突然の事で感情が麻痺してるのかな。
確かに自分一人で全て供養など準備しないといけないので、気が張っているのは確かだけど。
仕事柄お客様のペット達が亡くなる事を何度も経験し、生き物ですから命には限りがあると話してる事である意味慣れてしまっているのかな。
最近ガクッと衰えてきたのを介護してきて、そろそろ危ないかもと知らず知らずの内に自然と心の準備というか諦めの覚悟が出来ていたのかな。
これまでずっと苦しむところを見てきて「ようやくこれで楽になれるねアロン」という安堵感の方が悲しさより強いのかな。


最近苦痛を訴えたり、給水や食事もトイレも自力で出来なくなってきたから、お互いゆっくり寝れない日々も続いていたね。
なので確かにアロンの苦痛からの解放と、自身も介護の大変さからの解放である意味ほっとした安堵感や、
突然の旅立ちで驚いたけど、お互いここまでよくがんばってきて何かやりきった満足感かな。
さらに最後の旅立ちに立ち会う事が出来、老衰と言ってもらえるような苦しまずに逝けた事が気持ちをドライにさせているのかも知れません。
例えこの日に亡くならなくても状態からそう長い期間は生きられず、むしろこの先さらに苦しい生活が続いた可能性もあり、
最後の旅立ちにも立ち会えず、苦しみながら亡くなったかもと考えると、結果論ですがよかったとも思えます。


亡くなる時は両目をつむるようなイメージでしたが、実際は目を見開いた状態が多いそうです。
死後硬直も始まっていくので、目を閉じてあげるようにしました。
ダンボールにビニールを敷き、バスタオルの上にアロンを寝かせ、周りに保冷剤を入れお花を飾りました。
特にお腹周りに抱くように保冷剤を置くといいそうです。




寿命的に内部の疾患はどうする事も出来ません。
しかし外見的にはとても綺麗でした。
耳もトラブルはなく爪も短くカット出来ていて、特に気をつけていた口内も貧血で歯茎が白っぽい色はしてましたが、
自分で歯石除去もやっていた歯は1本も抜けず全部しっかり残ったままで、年齢的な口臭もそれほど強くなく、
疾患もあって痩せてはきていましたが、食事に関しては最後までドライフードのままトラブルも起こさず、
この仕事に携わる者としては満足できる状態を保ってあげれたのかなと思います。


そして夕方だった事もあり、お客様としてもお世話になっているお寺さんですぐお経をあげ御札をもらう事が出来ました。
その後一晩ゆっくり二人で最後の静かな時を過ごしました。


2016年2月10日(水)アロンの火葬。
一般的には各市町村の火葬施設を利用される事も多いかも知れません。
ただその場合は共同火葬になり、個別の返骨も出来ません。
ですので当初は自宅の敷地に土葬して、その後桜や鈴蘭など何かを植える案も考えていましたが、
最終的に選んだのは自宅での「立会い個別火葬」です。
自宅まで移動火葬車に来てもらい、立会いながらその場で個別火葬し返骨してもらうスタイル。
以前から私はこのスタイルが一番いいかなと考えていました。


依頼はネットで知った名古屋の「フレンズペットメモリアル」というところです。
幸い問い合わせをした当日にお願いする事が出来ました。
冬の時期で多少時間の余裕もありましたが、一晩一緒に過ごす事も出来たので早い方がいいという事でした。
ただ私もペット業界で働いていますが、こうしたペット葬儀関係では悪質な業者もあると聞いていましたので、
正直直接会って話をするまでは不安もありました。
しかし実際に会って話をするうちにこちらの業者さんはとても親身に接していただき、最後まで安心してお任せ出来そうです。





ハイエースの荷台を改造した火葬車。
最後のお別れをした後火葬が始まりましたが、静かで匂いも煙もまったくなくて驚きました。
終えるまでにおよそ1時間半位というお話でした。
ちなみにオモチャや食べ物、タオルやお花など他のものは同時に火葬しない方がいいと聞きました。
返骨してもらう際にそれらがゴミの燃えカスとなって遺骨と混ざってしまうからだそうです。
綺麗に遺骨だけを残してあげたい場合は避けた方が良さそうですね。
ただ唯一御札のみは一緒に入れました。
待ち時間もずっとあれこれ話をしてくれて、それも心の癒しになったような気がします。


火葬が終わった後は、小さな遺骨だけになりました。
変わり果てましたがそれはそれでとっても綺麗な姿にも見え、なぜか清々しい気持ちがしました。
そして小さな遺骨を骨壷に自分で収めるのですが、そこでもアドバイスをいただきました。
遺骨の扱い方も人それぞれですが、遺骨を砕いてパウダー状にする事でその後自然に散骨したい場合も手軽に出来る点。
しばらく側に置きたい時など通常の場合は骨壷もベーシックな白い陶器スタイルで遺骨の形状もそのまま残りますが、
パウダー状にする事で形状もなくなり、こうしたガラスの容器に収めるスタイルも可能な点。
そのままの形状よりもパウダー状にする事と、写真のようにガラスの密閉度の高い容器に収める事によってカビも生え難くなるという点。
そしてこちらの業者さんでは希望によりその場で機械を使ってパウダー状に加工出来る点。
他の業者さんの中には後日郵送というところもあるそうですが、それはとても不安ですよね。





もともと遺骨をパウダー状にする仕様はネット情報で理解していましたので、
別途追加費用にはなるものの、自分の判断でパウダー状にしていただきました。
結果的にもこの判断には満足しています。
初めて利用する為不安もありましたが、最後まで安心してお任せ出来るところでほんとに良かったなと思っています。
こちらは現在お一人で運営されているというお話でしたが、とても真面目な方でした。


ただこうした件は頻繁に利用する内容でもなくほとんどの場合は1回限り、また火葬は亡くなってから待ち時間が限られる事もあって、
「1回限りの事だから」「我が子のような存在だったから多少高額でも」「待たされたり断られても腐敗が心配」といった飼い主さん側の弱みにつけこみ、
高額な追加請求や聞いていたトータル金額と違う、いい加減な処理の火葬など現実に悪質な業者は存在します。
ほんとに悲しみにつけこんだ許せない行為ですね。
また他にもペット専用の供養塔を設けているなど継続的な費用負担を求めたり、ペット葬儀業界も多様化しています。
しかし美容で予約をするようにもいかず、亡くなった後の短時間で決断を求められるので皆さんも注意していただきたいものです。
大切なペットとの思い出を、最後に後味の悪いものにしてほしくない。
ですのでもし今後こうしたスタイルを考える方が居ましたら、実際に利用してみたこちらをお薦めします。
当店トップページにあるペットメモリアルという項目ページからリンク出来るようにしましたのでご参考にして下さい。


ペット葬儀は特に決まりはありませんので、必ずペット供養塔などに収めないといけない事もありません。
どこかに散骨してあげたり飼い主さんのしてあげたいようにするのが一番いいと思います。
また最後に「ああしてあげれば・こうしてあげていれば」と色々悔いも残る事があるかも知れませんが、
亡くなった後にいつまでも飼い主さんが悔いて悲しんでいると、念が残ると言われペット達も心配でいつまでも成仏出来ないというお話もあります。
それよりもいい記憶を思い出してあげる事がペット達も喜ぶそうですので、私もそうしてあげようと思います。


そしてもう時間的にも焦る必要もなくなり、これで一区切りついたかなと安堵しています。
パウダー状の遺骨をどうするのか決めていませんが、しばらくはゆっくり側に置いて過ごしたいと思います。
まだトイレや給水器、食器などアロンとの生活の跡をすぐに片付けてしまう事が出来ませんが、
これから少しずつ整理していきたいと思います。


引き続き仕事の方をがんばって行きたいと思いますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。
そして最後にもう一度・・・・・「アロン、ありがとう」








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